Q13

■市場メカニズムを通じて発生する可能性のある医療格差の問題

経済状況の違いによる受診負担の格差を軽減するため、現在の公的な保険制度の他に、どんな支援が必要か?

【アジェンダ】

再生医療の一部は、疾患・障がいの種類や程度、治療法によっては治療費が高額となり、支払うのが大きな負担になる(場合によっては払えない)人と、たいした負担とはならない人との格差が生じてしまう可能性があります(*)。
そのような経済状況の違いによる患者の受診負担の格差を軽減するためには、治療費について、現在の公的な保険制度の他に、どのような支援が必要と考えますか。以下のうちからあなたの考えに近いものを一つ選んで下さい。

【ひとつ選択】

  1. 全額を公的負担。
  2. すべての人に対して一律の割合で、一部を公的負担。
  3. 各人の経済状況を勘案した割合で、一部を公的負担。
  4. 現在の公的な保険制度以外には支援は不要。
  5. 現在の保険制度も含めて公的支援は不要。全額を自己負担するか民間の医療保険を利用する。
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No.019

私が一番重要だと思うこと:

再生医療で助けられる人は病気の種類に関わらず多くいるので何よりも早い実現を希望しますが、まずは臓器移植を必要としない医療を確立してほしい。

理由:命に関わらないことでも(皮ふ形成等)対応できる医師は少ない現状なのに命がかかっている移植が海外に移動するのも大変なのに、お金も足りず治療が受けられない話を聞くとせつない・・・

No.021

私が一番重要だと思うこと:

「商品化していいものと悪いものの境界が分からなくなるのではないか」との不安。

理由:上記は、幅広い意見で捉えると再生医療に対する不安を集約するように思う。再生医療については、まず、医療の進歩として病気に苦しむ人達に役立つという意義は認められると思う。ただ、人の多様性や格差の問題等を考えた時、どこまで商品化するのかを規律することによりそれらの問題にこたえることになると思うため。

No.027

私が一番重要だと思うこと:

再生医療によって、病気やケガなどで苦しんでいる人たちが心身ともに少しでも楽になってほしい。

理由:治療には少なからずお金と痛みを伴います。場合によっては長期にわたる治療が必要なこともあり、治療をする本人もそれを支える家族も心身ともに大変です。経済的不安や副作用の不安はありますが、苦しんでいる人たちの未来は明るくなってほしい。

No.031

私が一番重要だと思うこと:

いのちの治療が商品になる。

理由:・私自身お金が無いのでちょっと心配。 ・ビジネスに利用されたり、まずしい人たちが利用できないなどの問題を作ってはいけないと思う・またこれに関して、この技術が特許対象となり得るので、一部の機関や国等が独占しないように気をつけるべきだと思う。

No.044

私が一番重要だと思うこと:

誰でも平等に治療が受けられる社会・医療体制を整えて欲しい。

理由:格差社会の中で貧しい国の人たちも同じ命を授かっているのだから、命の重みはどこも同じ。誰もが同じ様に受けられる治療を。

No.050

私が一番重要だと思うこと:

再生医療が実用化された時の貧富の差による問題。

理由:やっぱり、再生医療が実現されると、最初はまだ、再生医療をうけるのにものすごくお金がかかってしまうと思うし、貧富の差によって、ものすごくうけられる治療に差ができてしまうと思うから、貧富の差によって助からない命があってはいけないと思うから、そのへんの制度をきちっと確立してほしいと思います。

No.061

私が一番重要だと思うこと:

他の人にもお金がかかる様な仕組みは作らないで欲しい。

理由:日本国全体の医療費が増えて税金が高くなるのが不安。一部の人が技術を受けられるのに他の人のお金が補助として使われないようにして欲しい。

No.076

私が一番重要だと思うこと:

良い面ばかりに見えて、実は不安が非常に多かったが、誰でも受けられるようなものになればいいと思う!

理由:現在は手術などの治療を受けられるのは、金持ちばかりだけど、金銭的に余裕のないような人でも重い病気が治せるようになったらいいなと思うから。貧富の差による寿命の長さがなくなるから。お金がある人はすぐに手術で治るが、貧しい人は手術のために資金を得るために時間もかかり、親などが連鎖でたおれてしまうかもしれないから。

No.097

私が一番重要だと思うこと:

医療格差の問題。

理由:お金や地位だけで延命やケガが治ったとしても治してもらって治った喜びや感謝の意がうすくなったり注意力がなくなるのは恐い。子供たちにも人の命には限りがあり、それを受けとめる心も養ってもらいたいし、優しさも忘れて欲しくない。将来への期待が大きいだけに後ろにみえない不安や問題点はより大きい(多い)ように思った。

No.102

私が一番重要だと思うこと:

費用が高いと豊かな人しか恩恵が受けられない。

理由:日本の社会で貧富の差がひろがり、貧しい人たちの人権が充分に保証されない状況が生じている。

No.111

私が一番重要だと思うこと:

金持ちだけが生き続けられる。

理由:今は再生医療の限界を超えていると思います。大ケガをしたり、病気になるのも結果ですから、それを受け入れることも必要です。自然ちゆ力を高めたりすることで、難病などの可能性を軽減することはできると思います。あまり、長生きすると後の人がこまります。それぞれのライフステージを充実して終わっていくのが自然だと思います。

No.123

私が一番重要だと思うこと:

再生医療の適正化を推進するために法制化などのルールづくりをして、治療費の高額化を押さえるために保険診療の適用をすること。

理由:地方公共団体の財政や法務の総務的な仕事をしていた私にとって、法制化や財務的なことに興味があり、まず、法制化などルールをつくることによって、再生医療の目的外利用を押さえ込む事ができ、倫理的にも有効であると考え、また、保険診療の適用をすることによって、財政的に軽減できるものと考えたからです。

No.146

私が一番重要だと思うこと:

お金がないとできないのか!?

理由:私の父は母からの生体肝移植を受けたのだが、そのときに全く保険がきかなかった。父は、移植をしなければ確実に死ぬ状況で、お金をとろうとする態度にあまり良いイメージが浮かばない。再生医療が可能になっても、結局貧しい人にとっては関係ないのだろうか?

No.149

私が一番重要だと思うこと:

誰でも平等に医療を受ける事。

理由:どんなに技術が発達しても、金銭的に受けられないとつらい。年齢制限なく子供の未来も救ってほしい。補助金制度や相談窓口もあった方がいい。

No.153

私が一番重要だと思うこと:

「科学技術の進歩も必ず忘れてはいけない事がある」が大切だと思いました。

理由:技術の進歩により、不可能が可能になる時代がそれほど遠くないと感じましたが、その中でも今を一生懸命生きている方々も多くいると思います。また国によって医療格差が生まれ、貧しい国はさらに高度な医療が受けられないといった問題も出てくると思います。全ての人が平等にすばらしい人生を歩んでいけることが大事だと思います。

No.154

私が一番重要だと思うこと:

世界中のどんな人でも受けられるようなものであって欲しい。(良い意味の方で)

理由: *今まで渡米しても手術うけなあかん。ていう人を何人も見てきて、わざわざ高額を出して、アメリカに行かんでも日本で手術うけて治せたらなって思うから。 *世界中に病気で苦しい思いをしている人が多いし、治せるものであったらこういう医術で治せてあげれたらなって思うから。 *悪いことに使われると世界的問題につながってしまうかもしれんから。人の病気を治すということだけにつかって欲しい。

No.156

私が一番重要だと思うこと:

移植によって、様々な利益が生まれる一方で、それが商業化される恐れがあるということ。

理由:子供の教育費などもそうであるが、金銭的に豊かな人は恩恵を受けられるが、その余裕がない人は我慢するしかないというのは倫理的におかしいと思う。 でも、だからといって再生医療の発達を好ましく思わない訳ではなく、この分野の探求には、それをどう広く人々に生かせるかを考えることが不可欠だと思いました。

No.158

私が一番重要だと思うこと:

お金の問題が一番重要だと勝手に思います。

理由:今だったら移植手術をうけるのに海外まで行かないといけなかったり、そのための募金活動などというのをよくではないけれどもTVで見るし、お金をもっていたら助かって、持っていなかったら助からないというのは、あたりまえだけどあまり良い感じもしないし、いやな感じがする。 あと、一昨年の国際理解講座で発展途上国の子の臓器が売られていると聞いた。 今は臓器が高いから売られるのだと思うし、もし安かったら?売られることは少なくや、なくなると思う。

No.164

私が一番重要だと思うこと:

お金で医療が左右される。

理由:再生医療の開発に莫大な医療費がかかっている結果、使用可能になったときには、治療を受ける人に、高額な医療費が請求されることが予想される。特に、世界の中で富みを持つ国とそうでない国の格差を考えると、平等に治療がうけられないという問題が起きるはずだから。