Q1

■再生医療と私たちの価値観(身体や生命、病、健康についての)との関わり

(2)-2倫理的に見て、どのような場合に再生医療を利用してもらうべきか?

【アジェンダ】

Q1(1) の質問で 2. と解答された方に質問です。
倫理的に見て、どのような場合に再生医療を利用してもらうべきだと思いますか。

【複数選択可】

  1. 生命の危機に瀕している場合。
  2. 生死に関わらないが生活に重大な支障がある場合(歩けない等)。
  3. 日常生活に重大な支障がない場合(近視等)。
  4. 美容・アンチエイジング等をする場合。
  5. ペットや家畜を治療する場合。
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No.003

私が一番重要だと思うこと:

iPS細胞には細胞を再生できるっていう良い面もあるけど、それによって人間の命に対する価値観が変わってしまうこともある。

理由:・再生医療が身近になるぶん、ケガしても「また再生できるからいいや。」という考え方になってしまいそう。 ・体っていうのはそう簡単に治らないって思っているから大切にしようと思うし、危険なものから遠ざかろうとする。だから、再生医療が進んでも、体を大切にするってことを忘れないようにしたい。

No.007

私が一番重要だと思うこと:

ES細胞やiPS細胞の持つ可能性はすばらしいものであると同時に、人間の思わぬ危険を含んでいるのかもしれない。

理由:今日発表し合った話の中で、バカバカしいようなものも多々あったが、その批判の中で、もしかするとそうなのかも知れないと思わされるものもあった。日頃のiPS細胞の話ではがん化などのリスクを除いては、まるで奇跡の治療法のように扱われているが、細胞を初期化するという点において、逆らうことのできない時の流れに、逆行した行為だと気づいた。動物としての人間が、その力を手に入れることは、果たして、どうなのだろうか...。

No.017

私が一番重要だと思うこと:

再生医療によって死ぬ人がいなくなり人口爆発が発生する可能性が生まれる。

理由:停滞を引き起こしかねない。また、DNAをいじりすぎると奇妙な変異を生じさせる場合があるかもしれない。生命はやはり生じて消えることで流れがスムーズにいくのかもしれない。再生医療をどこまで活用するかという到達点については試行錯誤が必要かもしれない。

No.021

私が一番重要だと思うこと:

「商品化していいものと悪いものの境界が分からなくなるのではないか」との不安。

理由:上記は、幅広い意見で捉えると再生医療に対する不安を集約するように思う。再生医療については、まず、医療の進歩として病気に苦しむ人達に役立つという意義は認められると思う。ただ、人の多様性や格差の問題等を考えた時、どこまで商品化するのかを規律することによりそれらの問題にこたえることになると思うため。

No.028

私が一番重要だと思うこと:

iPS細胞はES細胞とは違い、臓器を作るという点においては倫理的な問題はないけれど、その後の利用の仕方を考えてゆくと、倫理的な問題がでてくるのではないだろうかという事。

理由:核をもってはいけないと国際的に決められているのに、隠し持っている国や、日本とは違う倫理観をもつ国がたくさんある。iPS細胞は、個人の臓器移植に、応用がきくがそれと同時に悪用されてしまう可能性が大きい。悪用されると、例えば人間のクローンを作るとかいうおそろしいことが起こるかもしれない。

No.057

私が一番重要だと思うこと:

「再生すること=命につながる事」から体内で命をはぐくみ命を生み出し、一人の人間を育てる母として、そこには、技術的なことだけでは決して可能にならない心がある事を強く思いました。「古き良き物←自然」「新しき良き物←科学」再生医療で治すことができるようにする開発より、この調和が本当に難しく一番の課題ですね。

理由:私自身、出産の際自然分娩を希望していましたが、色々試したができず、帝王切開に頼りました。現代医学の力を借りないと産み出せない命がある事から、助けられる命と助けられない命、その判断は難しい問題ですね。

No.062

私が一番重要だと思うこと:

人間が万能であると誤信し、生命を操作できるように思ってしまう。

理由:新しい科学技術を社会に導入するにあたり、まず、議論すべき問題はどこまでが人間が操作することが許される領域かということだと思います。これを議論し、社会的な合意を得た上で、当該技術に対する規制手段(学会ルールにゆだねるか、法的規制をどの程度行うか)を模索すべきだと思います。

No.086

私が一番重要だと思うこと:

治療する対象は老化も入るのか。再生医療で治すものは何なのかを考えていってほしい。

理由:再生医療という言葉は歯科や皮膚科の広告で日常的に見られるようになった。脊損(注:脊髄損傷)、脳損傷などの疾患に再生医療を用いることと個人のneedsに応じるために再生医療技術を用いることは意味がちがうのにといつも思う。

No.106

私が一番重要だと思うこと:

難病治癒・完治。

理由:世界で難病に苦しんでいる人がたくさんいて治療もままならない人が多くいる。そういった人達が少しでも助かるようになっていってほしい。

No.109

私が一番重要だと思うこと:

人間以外の生物の再生。

理由:人間社会を支える生態系の再生が可能か?その事で「持続社会の創造」に貢献できるか?

No.130

私が一番重要だと思うこと:

延命の為の開発ではなく治療の為の開発を。

理由:人間の寿命は神が決める。病気治療は自分の意志で決める。この為に開発して欲しい。

No.132

私が一番重要だと思うこと:

動物にも再生医療を。

理由:人のことばかり気にしていて動物のことに目を向けていなかった。犬や猫も自分の大切な家族なので、より発展すればそれもできるのではないかと思いました。

No.140

私が一番重要だと思うこと:

人が死なない。

理由:私には今現時点で親しい人に難病の人がいないから言えていることなのかもとは思いますが、人は必ず社会の中で生きていて、皆が税金や保険で助け合いながら生きているわけで、そのことを忘れて生きていてはいけないと思っています。生活保護にならないように、大病もしないように努力して、それでもなってしまう人たちをみんなで支えていく事が理想だと思います。その中、一個人だけをみれば元気で長生きしたいとだれもが思うし、家族や友人にも障害、大病をかかえている人がいたらそれをなくせる技術が欲しいとは思うけれど、そのことで本来死ぬべき人が死なない=人口が増える(非生産人口の増加による国民の負担など)また、死や自分の身体の倫理観の変化により、結果的に再生医療の必要性が増え国民の負担になるetcの社会的問題をみんなで考えていかなきゃならないと思います。

No.154

私が一番重要だと思うこと:

世界中のどんな人でも受けられるようなものであって欲しい。(良い意味の方で)

理由: *今まで渡米しても手術うけなあかん。ていう人を何人も見てきて、わざわざ高額を出して、アメリカに行かんでも日本で手術うけて治せたらなって思うから。 *世界中に病気で苦しい思いをしている人が多いし、治せるものであったらこういう医術で治せてあげれたらなって思うから。 *悪いことに使われると世界的問題につながってしまうかもしれんから。人の病気を治すということだけにつかって欲しい。