World Wide Views in JAPAN
本研究プロジェクトの手法開発と連携したWorld Wide Views in JAPANの試みが京都市にて開催されました。
World Wide Viewsの試みは、2009年12月にデンマーク・コペンハーゲンにて行われる「COP15(気候変動枠組条約締約国会議)」にむけて、デンマーク技術委員会(Danish Board of Technology)の呼びかけにより、世界の国と地域で、COP15の交渉に当たる政府関係者に対して世界の市民の声を届けるために実施された世界市民会議です。
日本では、京都議定書を生んだ京都市において開催されました。
この市民会議は、世界の市民が、同じ情報資料に基づき、同じ問いについて、同じ手法を用いて議論する試みで、9月26日に世界の国と地域において一斉に開催されました。テーマは、今後の地球温暖化問題に対して世界がどのような目標を立て、どのように問題の克服に取り組むべきか、です。
WWViews は、専門家ではない「ふつうの人々」が相互に建設的な対話を行い、この場において熟慮することを通じて、今後の気候温暖化対策に関する世界各国の市民の意見を取りまとめ、COP の場に提供しようとする試みです。アンケート調査による世論の把握ではなく、正確な資料や情報を踏まえた議論に基づく輿論の形成の可能性を模索する試みなのです。
World Wide Viewsの試みについては、下記ホームページを参照して下さい。
http://wwv-japan.net/