論点抽出カフェ (統合的pTA会議の社会実験 1)

 論点抽出カフェは、20~21年度に熟議型対話手法グループで開発した「熟議型カフェ手法」を用いたものです。専門家がお客様に話をするのではなく、お客様同士が議論をするというスタイルです。

 科学技術と社会のあり方について議論を行う場といえば「コンセンサス会議」があります。それと比べて参加のハードルが低いため、公共コミュニケーションに関心のある方に、気軽に参加して頂けると考えています。より幅広く、多くの方に参加して頂くことを願っています。
 また、イベントの開催者にとっても、専門家の方をお招きせずに実施できる、マニュアルを用意しているという点で、より簡単に開催して頂けると考えています。

 ここに参加して頂くだけでも、科学技術と社会のあり方を考え、様々な考え方に触れる機会として有意義な時間をお過ごし頂けるよう開発しております。
 それに加え、統合的pTA会議の一部としては、さまざまなグループで論点抽出カフェを実施することで、テーマとなる科学技術(2010年度は再生医療)に関する多様な論点を抽出します。これらの論点は、後のアジェンダ設定会議や社会調査のベースとります。

 論点抽出カフェは、以下のような流れで実施されます。
 1グループ5~7名でのグループワークを中心とし、全体で約2時間のワークになります。

 1.オープニングタイム:趣旨説明など
 2.アイスブレイク:自己紹介など
 3.情報提供:テーマとなる科学技術の紹介
 4.グループ討議:付せん紙を用いた意見交換
 5.発表
 6.振り返り


 熟議キャラバン2010では、4月から8月までの間に、合計100人の参加者を目指して、関西圏を中心に、様々な場所に、さまざまな方をお招きして、カフェを展開いたします。あなたの街に、熟議キャラバンが開催されるときは、是非ご参加下さい。