デルファイ法

(参考1)デルファイ法は、多数の人に同一のアンケート調査を繰り返し、回答者の意見を収れんさせる方法である。2回目以降のアンケート調査では、前回の調査結果を回答者にフィードバックし、回答者は全体の意見の傾向を見ながら、各人が質問課題を再評価することが普通のアンケート調査と異なる最大の特色である。

■ 何するの?
(参考1)
 デルファイ法は、多数の人に同一のアンケート調査を繰り返し、回答者の意見を収れんさせる方法である。2回目以降のアンケート調査では、前回の調査結果を回答者にフィードバックし、回答者は全体の意見の傾向を見ながら、各人が質問課題を再評価することが普通のアンケート調査と異なる最大の特色である。デルファイの名前はアポロ神殿のあった古代ギリシャの地名であり、多くの神々がここに集まって未来を占ったとされることから命名されたもので、その手法はアメリカのシンクタンクのランド・コーポレーションが開発したものである。

(参考2)
デルファイ法とは、同一内容の質問を同一回答者に複数回繰り返すことにより、回答者の意見を収れんさせるアンケート手法である。我が国においては、これを広範な科学技術の将来予測に適用し、アンケートを2回繰り返すことにより多数の専門家の平均的見解を得ている。2回目のアンケートでは、1回目の集計結果が回答者に示される。回答者は、1回目の回答の全体分布を見ながら自身の2回目の回答を再度検討することができる。通常、一部の回答者は多数意見に賛同して意見を変える傾向があることから、ほとんどの場合、繰り返しにより回答が収れんする。回答の全体分布を見せて回答者に再考を促すことにより、より確信度の高い見通しを得られると考えられている。
デルファイ法適用の理由の第一は、不確定な将来の予測には意見の収れんが必須と考えられることである。専門家の知識と経験をもってしてもすべてに確信を持って答えられるとは限らないためである。理由の第二は、多数の専門家の見解であることに意味があると考えられることである。これは、一人の専門家の意見よりも多数の専門家の意見、すなわち「集合知」のほうがより確実性が高いとの想定に基づく。全体意見の収れんを図るという点から、デルファイ法は合意形成の手段の一つであると言うことができる。

■ どういうときに使うの?(目的)

■ 参加者は誰?
多数の専門家。

■ 開催費用は?(資金源)

■実施体制は?

■ 時間は?

■ 参考文献
(参考1)技術予測調査 JSTバーチャル科学館
http://jvsc.jst.go.jp/shiryo/yosoku/win/explanation.html

(参考2)
「過去のデルファイ調査に見る研究開発のこれまでの方向性」
文部科学省科学技術政策研究所 科学技術動向研究センター
http://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/NISTEP-DP086-FullJ.pdf

■ もっと情報がほしい場合は?
「過去のデルファイ調査に見る研究開発のこれまでの方向性」
文部科学省科学技術政策研究所 科学技術動向研究センター
http://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/NISTEP-DP086-FullJ.pdf

情報マネジメント用語辞典
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/delphimethod.html

IT用語辞典
http://e-words.jp/w/E38387E383ABE38395E382A1E382A4E6B395.html

電通マーケティングサイト
http://www.dentsu-mi.co.jp/menu/research/dellfile.html

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