ディープ・ダイアローグ

Deep Dialogue

(文献1)市民パネルは、関連する分野の多様な専門家から基本的な情報提供を受け、問題への理解を深めます。そして、市民から専門家に対して疑問点や不安な点などを質問として投げかけたうえで、専門家との対話、市民パネル同士の議論を深めていきます。与えられた課題について、「いま社会として何をどう考えるべきか」=「市民の提案」をまとめることを最終目標とします。

■ 何するの?
(文献1)「市民が考える脳死・臓器移植」の場合
第1回 1月29日(土) 午前10時〜午後5時
−−専門家から情報提供を受け、課題を考えるための基礎知識を学びます。
第2回 2月5日(土) 午前10時〜午後5時
−−市民パネルだけで課題を考え直し、「専門家への質問」をまとめます。
第3回 2月26日(土) 午前10時〜午後5時
−−「専門家への質問」への回答を受け、専門家との対話を行います。
第4回 3月5日(土) 午前10時〜午後5時
−−それまでの3日間で得た情報をもとに、市民パネルだけで議論をし、「いま社会として何をどう考えるべきか」をまとめ、その内容を記者発表します。

(文献2)手法設計の方針
・事務局と「説明者となる専門家」(レファレンス・パーソン)が議論の出発点となる「鍵となる質問」を作成する。
・それに答えるかたちで、「鍵となる質問に答える」情報提供者が市民パネルに対してプレゼンテーションを行う。
・このプレゼンテーションをもとに市民パネルが彼ら自身の「鍵となる質問」を作成する。
・それを用いて市民パネルと情報提供者が対話し、その後、市民パネルは論点を整理して「市民の提案」をまとめる。

■ どういうときに使うの?
(文献2:p80をベースに一般化)
・社会にとって大きな課題を一般市民が考える機会を提供する
・得られた成果を広く社会に公開し、課題について社会が考えるための基礎資料とする。

■ 参加者は誰?
市民パネル15名。説明者となる専門家:6名。鍵となる質問に答える専門家:9名。

■ 開催費用は?
高い。

■ 時間は?
イベント期間:4日(4週末)

■ 参考文献
1.市民参加研究会 2004 「脳死・臓器移植」を考えた市民パネルの活動記録 −専門家との対話から市民の提案へ−
http://www.cse.dendai.ac.jp/i/wakamats/braindeath_doc/Report_A/02.html

2.若松征男 2010 科学技術政策に市民の声をどう届けるか 東京電機大学出版会

■ もっと情報がほしい場合は?
若松征男 2010 科学技術政策に市民の声をどう届けるか 東京電機大学出版会

市民参加研究会 2004 「脳死・臓器移植」を考えた市民パネルの活動記録 −専門家との対話から市民の提案へ−
http://www.cse.dendai.ac.jp/i/wakamats/braindeath_doc/Report_A/02.html

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