オープン・スペース・テクノロジー
Open Space Technology
会議はコーヒー・ブレークの時の方が、えてして生産的であることから、コーヒー・ブレークの持つ高い相互接触、創造性を実現するために設計された会議手法。
■ 何するの?
(文献1)
会議では、問題のスコープなどのある程度の制限のほかは、あまり制限がない。2日ないし2日半程度の間に、参加者は勝手に議題を提案し、参加者は気に入った議論の輪に参加する。途中で、議題を分けて、議論のグループを別に作ってもよいし、翌日に別の議題で新しくグループを作ってもよい。このために、比較的移動が容易な広いスペースを使う。
各グループは記録をとり、会議の最後で行われる全体会議でその報告、議論を行う。会議後にプロシーディングスを作成する場合もある。
ちょうど、学会の分科会をオープンな会場で行っているような感じのもので、参加者は分科会のあいだを勝手に行き来し、場合によってはラウンジで勝手に議論を始めるようなものと考えればよい。
■ どういうときに使うの?
(文献1)
すべての参加者が意見表明する機会を持ち、また議論にコミットできるという点で、多様な意見の吸い上げに適している。
■ 参加者は誰?
(文献1)
参加人数は、少人数の場合から2000人以上の大規模な場合まで多様。
■ 開催費用は?
■ 時間は?
2−3日間。
■ 参考文献
1.山本眞一・小林信一 2006 組換え体の社会的受容を深めるための方策に関する研究 研究成果報告書(p61)
■ もっと情報がほしい場合は?
ハリソン・オーエン 2007 オープン・スペース・テクノロジー ~5人から1000人が輪になって考えるファシリテーション~ ヒューマンバリュー(編)
OST(オープン・スペース・テクノロジー)
http://www.humanvalue.co.jp/report/positiveapproach/03.html
OpenSpaceWorld.ORG
http://www.openspaceworld.org/