フューチャーサーチ

Future Workshop, Future Search

(文献1)共有すべき目標像を設定してから、それを実現するための行動プランを考える会議手法。過去の共有、現状分析、将来シナリオの作成、共有ビジョンの特定、行動計画の作成という一連の流れで実施する。

■ 何するの?
(文献1)
多くの利害関係者が、2日半程度かけて以下のステップを実施する。
・STEP1 過去の状況を把揜する:
各参加者は、参加者自身、コミュニティ及び世界についての過去の主な出来事を、それぞれ3つの平行した時間軸上に書き込んでいく。
・STEP2 現状の調査:
地域コミュニティに影響を及ぼすトレンドは何か、それについてどうするか、どうしていきたいかを特定し、コミュニティの長所と短所についてグループ内で共有する。
・STEP3 理想的な将来シナリオの作成:
各グループの意見を集約し、ビジョンに向けての障害を特定した上で、各グループはそのビジョンを他の参加者に示す。
・STEP4 共有ビジョンの特定:
共有ビジョンは何か、プロジェクトは何を達成するのか、未解決な問題は何かについて、最初は小グループで、その後は全体で分析を行う。
・STEP5 行動計画の作成:
自発的に組織される行動グループでプロジェクトを計画し、その行動を公に表明する。

■ どういうときに使うの?
(文献1)
・将来のビジョンを共有し、それを実現するために関係者の合意の得られた行動プランを作成する
・対立し、共通の行動ができない状態にある利害関係者たちに、自分たちは共に行動し建設的に働く必要があることを理解する機会、すなわち「学習プロセス」を提供する

■ 参加者は誰?
利害関係者60−80人程度。各グループは6−8人程度。

■ 開催費用は?
高い。

■ 時間は?
準備期間:3ヶ月以上
イベント期間:3日間程度。

■ 参考文献
(文献1)環境省 2008 恊働による持続可能な地域づくりのための手法・ツール集 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=10223

■ もっと情報がほしい場合は?
マーヴィン・ワイスボード、サンドラ・ジャノフ (著) 2009 フューチャーサーチ -利害を越えた対話から、みんなが望む未来を創り出すファシリテーション手法-  ヒューマンバリュー (編集, 翻訳), 香取一昭 (翻訳)

フューチャーサーチ(Future Search) 実施マニュアル(ドラフトver.2)
http://www.unisec.jp/history/ws2006/future_search_manual.pdf

フューチャーサーチプロジェクト
http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/NINKAN/gp2007/chiki/project02-bosyu.html

PROSPEROUS COMMUNITIES PROSPEROUS NATIONホームページ:
http://www.futuresearch.net/method/whatis/index.cfm

高間邦男・川口大輔 2009 フューチャーサーチ?利害を越えた対話から、皆が望む未来を創り出すファシリテーション手法 「企業と人材」6月5日号
http://www.humanvalue.co.jp/report/magazine_list/futuresearch.html

市民参加型手法の実践事例を
右の諸条件で検索できます。
希望する項目を選択して下さい。
複数項目の同時選択も可能です。

分  野        
     
開 催 場 所        
     
開 催 年        
イベント期間        
予 算 額