プランニング・フォー・リアル
Planning for real
地域の地図または模型を作り、住民が当該地域の「良いところ」、「良くないところ」、「改善のためのアイデア」を記載した提案カードを地図または模型上に置くことにより、住民が考える地域の特徴、誯題を視覚的に明らかにしていくための手法。
■ 何するの?
(文献1)
1.始めに
対象とする地域を決め、実行グループを作る。地域モデル(模型等)作りのための素材を集める。(3ヶ月)
2.地域モデル(模型等)を作る
通常1:200又は1:300の規模で、地域の立体模型(平面地図等でもよい)を作る。(2日)
3.地域への宣伝
人々の関心を集めるため、地域中に地域モデル(模型等)を回覧する。(2週間)
4.トレーニングセッション
実行グループでオープンセッションの練習(2時間)
5.オープンセッション(2時間?3時間)
・ 地域モデル(模型等)の周りに集合し、ファシリテーターが目的やプロセスを説明。(10分)
・ 参加者はそれぞれ提案カードを地域モデル(模型等)の上に置く。専門家が質問に答えるが、 加担してはならない。(30分)
・ 参加者は結果について議論し、結果に満足するまでカードを配置し直す。(30分)
・ 参加者は結果を記録する。
・ 参加者は提案カードに対して、優先順位をつけ、行動を起こす順番を特定する。(30分)
・ 次のステップへの議論と主な議題について検討する作業班の構築。(20分)
6.作業班によるフォローアップ提案(2ヶ月)
7.フィードバック:広報の配布(1ヶ月)
■ どういうときに使うの?
(文献1)
・地域に関する提案文書、課題解決に関する住民からの提案を得る
・参加者自身の目でプランやアイデアを視覚的に捉え、良いところと良くないところの共有化を図ることができる。
・1日で多くの情報を提供できる。
・文字に頼らないので、老若?女を問わず、また、まちづくりに関心のない人も参加することが可能である。
・地元住民に地域についての決定に参加してもらうことができる、楽しい手法となる。
■ 参加者は誰?
地元住民。
■ 開催費用は?
■ 時間は?
・準備期間:3ヶ月以上
・イベント期間:2−3時間
■ 参考文献
(文献1)環境省 2008 協働による持続可能な地域づくりのための手法・ツール集 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=10223
■ もっと情報がほしい場合は?
Planning for Real
http://www.planningforreal.org.uk/
Community Planning: Methods:Planning for Real
http://www.communityplanning.net/methods/planning_for_real.php