フォーカスグループ
focus group
(文献1)フォーカスグループは、熟練の司会者の進行による、利害関係者の少人数グループ (4?12名) の間での計画的討議です。寛容で、険悪ではない環境の下で、相互に作用するグループの組織立った討議を観察することによって、定義された主題に関連する、(さまざまな) 人々の選択や価値観について、またその理由についての情報を得られるように設計されます。
■ 何するの?
・提示する質問事項を特定する。
・フォーカスグループ参加者と司会者を募集する。
・ある程度組織だった討論ですべての参加者の見解を引き出し、主な問題と考察を要約するよう、司会者がグループを率いる。
・イベント後には、研究スタッフがフォーカスグループの結果をすべて分析し、報告書を作成する。
■ どういうときに使うの?
・定義された主題に関連する、(さまざまな) 人々の選択や価値観について、またその理由についての情報を得られる
・地域レベルから国際レベルまでのすべてのレベルに適用できる。フォーカスグループでは、参加者のさまざまな観点、利害関係、およぴビジョンを考慮して全体像を把握することができる。
■ 参加者は誰?
・6〜12人の参加者(一般市民、または利害関係グループの代表)
■ 開催費用は?
・参加者への交通費と謝金
・面接会場費
・文字起こしなど、報告書作成費用
■ 時間は?
・2時間程度から8時間程度
■参考文献
1.ViWTATool Kit
http://archive.unu.edu/hq/library/Collection/PDF_files/CRIS/PMT.pdf#search='toolkit participatory'
■ もっと情報がほしい場合は?
・http://www.ipss.go.jp/publication/e/jinkomon/pdf/15441103.pdf
(国立社会保障・人口問題研究所 「研究ノート:フォーカス・グループ・ディスカッションの手法と課題:ケース・スタディを通じて」)