ナノトライ(ミニ・コンセンサス会議)
■ 何するの?
(参考1)
じっくり議論したい方は→「ミニ・コンセンサス会議」
1日目(9月6日):
メイン・コメンテーターから、食品ナノテクノロジーについての一般的な説明を受けます。その後、メイン・コメンテーターとの対話を通じ、ほかの参加者と議論し、さらに知りたい質問をまとめていただきます。
※2 日目開催までの間に、主催者が、この質問に対して直接参加者に答えてくれる複数の専門家に、2 日目、3 日目の会議への出席を依頼します。
2日目(10月4日):
参加者と専門家とが語り合います。1 日目に作成された質問について、この日に参加した複数の専門家が、それぞれの立場で答えますので、答え方の違いや、答えによって新たに思いついた疑問について、専門家と質疑応答をしたり、他の参加者の意見を聞きます。
3日目(10月5日):
参加者同士が議論し、食品へのナノテクノロジーの応用や未来の食品のすがたについて、参加者全員で提言をまとめていきます。
■ どういうときに使うの?(目的)
(参考2)ナノトライ「開催の趣旨」より抜粋
(略)食品への応用についても研究がはじまっており、ナノテクノロジーを活用した未来の食品のすがたも提案されています。
しかし、新しい技術がもたらす社会への影響については、光だけでなく陰の部分も存在します。研究者や開発者などの専門家が、自分が期待する技術の社会への普及を目指そうとするならば、自らが期待する点だけでなく、一般の人々の要望に応えることができるかについても考えながら、製品を生みだしていく必要があります。
(略)そこで、私たちの食への要望にナノテクノロジーがこたえることができるのかをみんなで考えることを目的に、ナノテクノロジー(=Nano)について語り合う3 つの(=TRI)イベント「ナノトライ〈NanoTRI〉」を開催します。
■ 参加者は誰?
(参考3)ミニ・コンセンサス会議には,筆者らが,新聞広告やチラシの配布,E メールの送付等によって一般から公募し,年代や性別のバランスを考慮して抽選した 10人の市民が参加した.年代は 20 代から 70 代,職業は会社員や公務員,自営業,学生など様々であった.
専門家:5名
・食品総合研究所ナノバイオ工学ユニット長
・NPO 法人市民科学研究室代表
・筑波大学教授
・太陽化学株式会社 開発担当執行役員
・動物衛生研究所安全性研究チーム上席研究
■ 開催費用は?(資金源)
科学研究費補助金基盤研究(B)「ナノテクノロジーが農業・食品分野に及ぼす影響評価と市民的価値の反映に関する研究」(代表:立川雅司 茨城大学准教授,2006-2008 年度).
■ 時間は?
イベント実施:3日
■ 参考文献
参考1:ナノトライ(ミニ・コンセンサス会議)
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/nanotri/index.php?ミニ・コンセンサス会議
参考2:ナノトライのホームページ
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/nanotri/
参考3:三上(2009)http://www.pi-forum.org/act/journal/journal-4-2.pdf
■ もっと情報がほしい場合は?
・ナノトライのホームページ
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/nanotri/
(ミニ・コンセンサス会議)
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/nanotri/index.php?ミニ・コンセンサス会議
・三上直之 2009 上流段階における科学技術への市民参加の可能性―食品ナノテクをめぐる三つの対話「ナノトライ」―
http://www.pi-forum.org/act/journal/journal-4-2.pdf
・三上直之,杉山滋郎,高橋祐一郎,山口富子,立川雅司:「上流での参加」にコンセンサス会議は使えるか―食品ナノテクに関する「ナノトライ」の実践事例から―,科学技術コミュニケーション,No.6,pp.34- 49,2009.
http://hdl.handle.net/2115/39296
・三上直之,杉山滋郎,高橋祐一郎,山口富子,立川雅司:「ナノテクノロジーの食品への応用」をめぐる三つの対話―アップストリーム・エンゲージメントのための手法の比較検討―,科学技術コミュニケーション,No.6,pp.50-66,2009.
http://hdl.handle.net/2115/39297