安間川の整備に関するコンセンサス会議
■ 何するの?(文献1)
浜松市の東部を流れる安間川の川づくりについて。地域住民14名をNPOが人選し、各種イベントとともに全12回の会合を開き、2002年5月に安間川整備に関する市民原案をとりまとめ、市へ提出した。
実際の会議では、DBTの方式のように、会議日数などルールを確定の上、専門家の話を聞き、「鍵となる質問」をとりまとめ、それをベースにさらに専門家と対話しながら、提案をとりまとめるという方式ではなく、各種イベントの開催と平行しながら、いわば「膝詰め」で計12回の会合を開き、提案をとりまとめている。会議の名称に「コンセンサス会議」と銘打っているものの、実質は地域のワークショップであると捉えたほうがよいのかもしれない。
■ どういうときに使うの?(目的)
1. 安間川を地域の文化・自然資源として再生する。
2. 洪水の防止を河川整備構想の最優先事項にする。
3. 流域全体の責任で水循環の仕組みづくりに取り組む。
4. 安間川の自然生態を回復する工法を採用する。
5. 行政と住民の役割分担を明確にして協働する。
■ 参加者は誰?
市民パネルを公募せずに、主催者が自治会関係者などの地域住民を任意に市民パネル(14名)として選任している。
■ 開催費用は?(資金源)
静岡県浜松土木事務所が地元NPO(浜松NPOネットワークセンター)に対して、住民自らの手による整備構想のとりまとめを委託。
■ 時間は?
■ 参考文献
1. 市民参加・合意形成手法 事例とその検証
■ もっと情報がほしい場合は?
静岡県安間川事業 整備構想市民原案 基本指針
http://www.n-pocket.jp/inclusion/community/inclusion/community/annma/guideline.html
静岡県安間川事業 コンセンサス会議
http://www.n-pocket.jp/inclusion/community/annma/consensus.html
こんな安間川だったらいいな
http://www.n-pocket.jp/inclusion/community/annma/river-dev-6.html
整備構想市民原案 基本指針
http://web.archive.org/web/20050219055811/http://www.n-pocket.jp/river-dev/2001guidelines.html