遺伝子治療を考える市民の会議

■ 何するの?
http://www.ajcost.jp/material_g_1.htm#1
1998年1月24日、2月21日:専門家の説明を聞き、質問をした。
1998年3月7日:市民パネルは遺伝子治療について考えるべき点を議論し、意見をまとめた。
1998年3月21日:公開シンポジウム(けいはんな・メインホール)。会議の趣旨と意見文書を発表した。そして、国際会議の参加者を含め会場からの意見・質問が活発に交わされた。
新聞を始めとするメディアに、この試みに注目して貰えるよう働きかけ、日本経済新聞、朝日新聞、毎日新聞が報道した。

(小林、2004、p35)
コンセンサス会議では一般に、専門家に問いただし、市民パネルがまとめる文書に盛り込まれる論点は、市民パネルが作成するのが仏である。(略)(しかし、この会議では)事務局が議論したうえで「鍵となる質問」候補を作成し「論点」として市民パネルに事前に提示した。

■ どういうときに使うの?(目的)
http://www.ajcost.jp/material_g_1.htm#1
市民あるいは住民が政策策定・決定・遂行に意見を言う、あるいは、影響を及ぼすべきである、またはそうしたい、という動きがさまざまに出てきている。(略)社会の中の科学技術を評価する必要性はほとんどの人が認めるであろう。(略)そうは言っても、専門知識を持ち合わせない一般市民にとって、科学技術について自分の問題として考えることは簡単ではない。 しかし、ここに、(略)コンセンサス会議という一つの手本がある。 そして、この方式を試す動きはヨーロッパ、アメリカなどに広がりつつある。 そこで、この方式にならうことができるかどうか試してみよう、というのが、このプロジェクトの目的である。

■ 参加者は誰?
(小林,2004、p21)
市民パネル:基本的に応募してきた方全員に参加をお願いし、男女10名ずつ、計20名。途中で1名が不参加になった。参加者の属性に偏り(倫理学専攻の大学院生、大学の非常勤講師など)。年齢層での偏り(若い世代が少ない。男性が60代に偏り)。
http://stsnj.org/nj/essay97/consensus.html
専門家パネル:医師5名、生命倫理研究者2名、医療経済1名、ジャーナリスト1名の9名

■ 開催費用は?(資金源)
トヨタ財団、日産科学振興財団の研究助成

■ 時間は?
準備期間:約6ヶ月
イベント期間:3日間(上記「何するの?」参照)

■ 参考文献
市民参加・合意形成手法 事例とその検証

小林傳司 2004 『誰が科学技術について考えるのか』 名古屋大学出版会

■ もっと情報がほしい場合は?
AJCOST日本における実践例
http://www.ajcost.jp/material_g_1.htm#1

「科学技術への市民参加」研究会 1998 「遺伝子治療を考える市民の会議」(コンセンサス会議の試験的実施)報告書 東京電機大学理工学部

小林傳司 2004 『誰が科学技術について考えるのか』 名古屋大学出版会

STSNJ「遺伝子治療を考える市民の会議」の経過報告 その1
http://stsnj.org/nj/essay97/consensus.html

STSNJ「遺伝子治療を考える市民の会議」の経過報告 その2
http://stsnj.org/nj/essay98/consensus2.html

日本におけるコンセンサス会議の試み
http://www.jaist.ac.jp/coe/library/jssprm_p/1998/pdf/1998-2A11.pdf

市民・専門家ボランティア募集(*web archive)
http://www.arsvi.com/1990/971004.htm

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